ヘナの過信は禁物！?ヘナにまつわる都市伝説！
本当にヘナは安全？
オーガニックヘナならさらに安心？
髪の毛はまったく傷まないの？
敏感肌にも安心なの？
などたくさんの疑問をお客様からいただいたので、私の個人的な見解を記載させていただきます。（ヘナ100％のものについて）
ネット上では、ヘナは天然なので安心・安全で悪いところが無いような記載が多いと思います。
Ｑ・本当にヘナは安全？
Ａ・ヘナは農薬や肥料などが必要でないため安全性は高いと思われます。
すべての人に100％安全とは言い切れません。
Ｑ・オーガニックヘナならさらに安心？
Ａ・オーガニックを謳うメーカーもありますが、ヘナは基本的に肥料も農薬もいらない植物です。
なので全てオーガニックと言えるのではないでしょうか。
逆にオーガニックを謳って高い値段をつけてるメーカーは信用できないと思います。
また、葉の選別方法などで手間をかけてるから高品質というメーカーもありますが、毛髪に使用する分には全くといって差はありません。
値段を高くするための手段でしかないと考えられます。
Ｑ・髪の毛はまったく傷まないの？
Ａ・ダメージ毛に使用すると毛髪にひどい軋みがでる場合があります。
おそらく原因は脱脂作用と収斂作用によるものだと考えられます。
いわゆるヘナショックと言われものです。
軋み自体は悪いことではないのですが、度を超した軋みはよくないです。
中には、ヘナショックが起こるのは品質が悪いからという人もいますが違うと思います。
産地と収穫時期が同じであれば、毛髪に使用した場合は大きな差がないのが現状です。
最高品質のヘナはインドのラジェスタン州ソジャト産で秋に収穫されたものです。
私が知る限り、ほとんどのメーカーが扱うヘナはソジァト産で秋に収穫されてます。
当サロンでの例では、ビビり修正をしてある程度キレイになったお客様に毛髪強化のためヘナを施術したら元のビビり毛に戻ったという事例がありました。
ビビり修正時にコーティング剤は使用していないので、以前の施術でされたコーティングが剥がれたのか、脱脂・収斂によるものかと思われます。
いずれにせよ、ヘナにはそれなりのパワーがあると思われます。
一般的なダメージ毛には、ヘナの施術は毛髪強度を高めるために有効な施術です。
しかし、ビビリ毛・ポーラス毛などの超ダメージ毛には多少の注意が必要だと考えます。
evisにはビビリ毛修正のため多くの方がご来店いただいておりますが、ヘナで修正したビビリが戻ったという事例は1度だけです。
多くのビビリ修正をしてきてたった1件だけの事例ですが、0ではないということです。
一般的なダメージ毛には関係ないことかもしれませんが、ビビリ毛の修正をしようと考えている人は参考にしてください。
＊ちなみにビビリが戻った方はビビリ毛の中でもかなり激しいダメージを受けていました。
ダメージが強すぎて多くのサロンで断られたようです。
ネット上ではヘナがコーティング剤を剥がす力があると見かけたことがありますが、ヘナだけでそれだけのパワーあるということは考えにくいですが、ゼロではありません。
Ｑ・敏感肌にも安心なの？
Ａ・敏感肌でも大丈夫という記載をよく見かけますが、ヘナもアレルゲンなので大丈夫とは言い切れません。
皮膚科のアレルギー専門医師によると、花粉症や蕁麻疹と同じⅠ型アレルギー(即時型)を引き起こし、症状は重篤だそうです。
花粉症やアトピーなど敏感肌の方はパッチテストを受けてから施術する方がいいと思います。
ヘナというものは大手メーカーは扱ってないし、理美容室でも扱っているところは多くないので、カラー剤やパーマ剤などと比べデータの収集が非常に難しく、データが少ないのが現状です。
そのあたりを考えるとジアミンなどに比べアレルギーの発症率が少ないとは言い切れないのではないでしょうか？
天然の植物ということで、イメージが先行し過度な安全神話が生まれたのではないかと思われます。
ヘナが危険と言っているのではなく、過信は禁物ということです。
ヘナにはいろんな都市伝説があります。
・頭に塗るだけで内臓もキレイになる
・羊水がキレイになる
・浄化・デトックス作用がある
などいろいろありますが、全て迷信です
科学的根拠は一切ありません
肌からヘナが吸収されることはありません
肌から異物が吸収されることはありえないのです。
権威ある皮膚科の専門医でさえありえないと言っているのに、なぜ素人が皮膚から吸収すると言い切れるのでしょうか？
・羊水がシャンプーの匂いがする
・カラーをしてると羊水が黒くなる
・子宮と頭皮はつながってる
・肝臓に溜まった毒素を排出
・子宮の働きを整えてくれる
このようなヘナに関する情報は
ぜ～んぶ
うそ・ウソ・嘘なのです
ネット上の都市伝説に惑わされることなく、正しい情報を得るようにしましょう