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毛髪のダメージ補修と皮膚科学について常に研究をしてます。 内閣府認定・公益法人毛髪科学協会・会員  取得協会認定資格   毛髪診断士&認定講師 休日は、国宝の建造物めぐりをしながら撮影 夏はダイビングをしながら海中撮影 気候のいい時は自転車で走り回ってます。 沖縄三線を引きながらの晩酌が日課です。

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2012年5月23日 (水)

ヘマチン(グロスフィリン)について

いろんな処理剤がありますが、今回はヘマチンについて

ヘマチンはヘモグロビンから作られた別名「グロスフィリン」

ヘマチンはグロビンと離れると何かに結合しようとします。
 髪の90%を占めるケラチンがグロビンの分子構造と似ているので、ヘマチンを髪につけるとケラチンと結合し髪を補修してくれます。
酸素を吸収する働きがあるので活性酸素の除去にも効果的。
したがって、アルカリカラーやブリーチなどに使用される過酸化水素水などの残留による負担軽減や残留アルカリの除去にも効果があります。
また、メラニン色素を復元する作用があるといわれているので白髪予防にも効果が期待できるかもしれません。
そして紫外線吸収効果まであります。

カラーの退色防止、育毛促進、脱毛予防、脱臭効果、タンパク質定着強化、薬剤毒素の残留除去、活性酸素除去、紫外線の吸収などイロイロ
万能とさえ思える処理剤です。

その素晴らしいヘマチンもほとんどのメーカーは薄すぎて効果がないものが多いのではないかと思います。

業界での高濃度品といわれているインサイトやオレンジコスメのヘマチン。
これらの濃度は約5%です。
このヘマチンをさらに10倍~20倍に薄めての使用をすすめています。
中には5%のヘマチンを原液などと謳っているサロンまで存在します。

下記の写真、右側が業界でも高濃度と言われる5%のヘマチンです。
左は当店で使っているヘマチンですが、どっちが高濃度だと思いますか?

1_28一目瞭然でしょ!
業界でも高濃度と言われてるものも水のようなヘマチンです。
もちろん効果も濃度によりますのでそれなりです。

本物に出会ってない美容師はホントに可愛そうです。
ヘマチンに限らずケラチンなども同じで薄いものばかりですので効果が・・・
メーカーさんには本物と呼べるものを作っていただきたいものです。

私たちは常により良い薬剤と技法をを探し、少しでもお客様の髪の毛をキレイにしたいと思っています。

 

 

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