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毛髪のダメージ補修と皮膚科学について常に研究をしてます。 内閣府認定・公益法人毛髪科学協会・会員  取得協会認定資格   毛髪診断士&認定講師 休日は、国宝の建造物めぐりをしながら撮影 夏はダイビングをしながら海中撮影 気候のいい時は自転車で走り回ってます。 沖縄三線を引きながらの晩酌が日課です。

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2012年11月29日 (木)

ビビリ毛の修正にセラックは有効か?

ビビリ毛の修正にセラック(天然樹脂)を使用してみました。

セラックとは、ラックカイガラムシと呼ばれる昆虫が分泌する樹脂状物質を精製して得られる
      天然樹脂です。
低分子でアルカリ側で水溶性になり、酸性側で不溶化する性質があります。

ポーラス毛をいかにしっかりとした髪の毛にするかという実験です。
天然とはいえ樹脂なんで、コーティングということになります。

*他のサロンでは、疎水トリートメントなどと呼び、髪が健康になるという嘘をついてるところもあるようです。
樹脂を入れ込むので、髪は丈夫にはなりますが、樹脂の力でしっかりするだけでダメージが回復するわけではありません。

今回もまた、ハードなパーマ液を付け180°のアイロンでポーラス毛を作りました。

1_244種類の薬剤との相性を検証します。
使う薬剤は下記の通り
1・(ph5.8)システアミン
2・(ph7.2)システアミン
3・(ph8.1)アルカリ度1.25・システアミン&チオ
4・(ph8.5)アルカリ度2・チオ

2液前のセラック塗布での実験
6分自然放置→お流し→処理剤塗布→クリープ→ドライ→アイロン→セラック塗布→処理剤塗布→2液塗布→お流し

アイロン後
1束を20から25に分けてアイロンプレス

2_21結果は↓↓

3_14写真ではわかりにくいと思いますが。
4つの中で、ビビリがいちばん取れていたのは3の弱アルカリのチオ&シスアミでした。
いちばん結果が悪かったのが、1の酸性シスアミでした。

やはりセラックの性質上アルカリ性の時に使うのが一番効果的なのだと思います。
ただ、ポーラス毛にはあまり効果は期待できませんが、ポーラスまでいかないハイダメージには有効ではないでしょうか?

セラックなどはあくまで最終手段だと思います。
髪の毛に、全く違う物質を入れ込むので、ある意味本来の髪の毛ではなくなるとも言えます。

しかし、ダメージ毛や猫毛でカールがキレイに出にくい方には、セラックを入れることでしっかりしたカールが出やすくなることは間違いないと思います。

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