Q・パーマでダブル還元・トリプル還元っていいの?
A・ちゃんとした知識と経験があればキレイなカールを出すことが可能ないい方法です。
しかし、最近は簡単にいろんな薬剤を調合してその場でキレイなカールが出ればイイと考えてるサロンも多いようなのでご注意
2~3種類の薬剤を調合したり併用すると危険度も高まります。
経験が少ない人や、知識が無い人がするとその場ではキレイになっても1か月後、2か月後にボロボロってことも
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ネットでいろんな情報が得られますが、それが正しい情報かどうかを見分けるのが難しいのが現状
例えばクリープパーマを検索すればいろんな美容室のHPが出てきます。
しかし、2~3年前まではこのブログ(evis)の記事がトップページの上位に表示されていましたが、今では全く出て来ません。
ということは、最近になってし始めた人たちのHPが上位に来ているということなのです。
*SEO対策などで簡単に上位になります。
その中でも経験を積んできている人はいらっしゃるとは思いますが、1~2年の検証でクリープやW還元などを得意です!というサロンは気を付けたほうがいいと思います。
美容師としてのキャリアではなく、W還元・トリプル還元などの経験値が重要だと思います。
私は15年以上、W還元・W酸化など薬剤の調合をしてきましたので、ある程度知識と経験を積んでおります
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~~詳しい方用~~
美容界では毛髪内部のS-S結合にはS1とS2とS3が存在するってメーカーさんはいいますが、あるかどうかまだ証明されておりません。
おそらくS1・S2・S3というものはなく、同じS-S結合に対しどの深度まで反応するかだけの違いであって、全く違うものというのは無理があり過ぎるのではないかと思っております。
証明されてないものに固執してしまうと本質を見失ってしまいますのでご注意ください。
基本的には、どの薬剤を使っても同じ毛髪に同じウェーブを出せば髪にかかる負担はさほど変わらないと思います。
理由は考えれば簡単だと思います。
還元だけでなく、酸化も濃度や種類、phや放置タイム、添加剤でかなり変わってきます。
特に酸化後のphによってのダメージやウェーブ効率を検証したサロンが少ないと感じます。
どれだけのサロンが酸化後に毛髪のphを測ったことがあるのか疑問です。
ただ単に加水やブロム酸だけで還元するとか、両方使ってダブル酸化すればいいというものではないです。
安易にW酸化を取り入れるのは毛髪のダメージにつながりますので気を付けたほうがいいと思います。
還元にも酸化にもダメージが付きまとってるという事実を考えてパーマを施術することが大切です。
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酸化剤の簡単な特徴
・過酸化水素水・・・アルカリ時にその効果が活性化する。急速に反応
・臭素酸Na ・・・酸性時に効果が活性化する。緩やかに反応
上記の特性を踏まえ、W酸化の順序やダメージを考えて施術するべきです。
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