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毛髪のダメージ補修と皮膚科学について常に研究をしてます。 内閣府認定・公益法人毛髪科学協会・会員  取得協会認定資格   毛髪診断士&認定講師 休日は、国宝の建造物めぐりをしながら撮影 夏はダイビングをしながら海中撮影 気候のいい時は自転車で走り回ってます。 沖縄三線を引きながらの晩酌が日課です。

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2012年5月 6日 (日)

クリープパーマの良さが実感できてない(- -;

最近、一般的になってきたクリープパーマ
実際、どれくらいの美容師が本当のクリープパーマの良さを解っているのだろう?
ホントのクリープの良さを実感したお客様がいるのだろう?

クリープパーマとはクリープ期を利用したパーマ
だから、クリープ期を利用していればどれも正解
しかし、本当の良さは正しく施術しないと感じることが出来ない。

クリープ期とはパーマの1液を流し、2液を塗布する前のことを指している。

クリープパーマとはクリープ期に湿熱を加えたり、ドライすることでカールをしっかり出すことの出来るパーマ

パルッキーなどのナノミストで5分程度湿熱を加えてクリープって言ってるメーカーさんがいるけど間違い!

中には5分くらい中間水洗をするって人もいるが、湿熱っていう面ではOKかも?しれないが、水圧で髪が傷んじゃうんで大間違い!

最悪なのは蒸しタオルをかぶせ加温することが加湿って言ってるメーカー
蒸しタオルなんて何の意味もない!
そのままキャップして加温と何の変りもないのはチョット考えればすぐ解る。

パルッキーなどのナノミストは基本的にクリープには向いてない。
*クリープ時に圧縮蒸気などで過剰に加温すると毛髪内部のCMCが崩壊し、クリープパーマ独特の粘弾性のあるカールを得られないばかりか、乾燥しやすいダメージ毛になってします。

クリープはゆっくりとコルテックスを移動させることでダメージを最小限にとどめながら粘弾性のあるウェーブを出すことができる。
*この辺はミストの大きさや温度、タイムでリッジの違いを検証している人が少なすぎることが原因だと思う。

クリープ期を利用するならゆっくり時間をかけないと本当の良さを感じることはできないのが常識。
ウチでも5分と20分の加温加湿ではウェーブの粘弾性が全く違った。

また、一般的なクリープパーマは普通のパーマ(コールドパーマ)よりダメージが大きいのはあまり知られていない。
特にドライを間に入れる場合はダメージが大きくなる。

クリープパーマの本当の良さを実感したいなら、スチーマーを使用してるお店(マイクロミストがオススメ)で湿熱を充てる時間が少なくても15分以上のところを選ぶべき。
なぜなら、細かいミストを使ったからって結合がズレる速度が上がるわけではないから。

メーカーさんによっては、クリープ前にバッファ剤やヘマチンなどの塗布をすすめるところもありますがクリープの良さを感じるためにはオススメ出来ません。
ただ、中間水洗で1液が残留した場合の危険回避としてはありかもです。

★間違ったサロンの選び方(クリープパーマ編)★
・クリープパーマが通常のパーマより高いサロン!
 値段が高いとする人も少なくなるので技術力が足りない場合が多い。

・デジパやエアウェーブをしているサロン!
 クリープをしっかり理解していれば同じレベルのカールを出すことが出来るのにダメージの強いホット系パーマはしないはず。

・クリープ時に圧縮蒸気(パルッキーなど)を使っているサロン!
 急激な加温はウェーブの粘弾性をなくし、ダメージを与えることを理解していないから。

・蒸しタオルなどでクリープをしてるサロン
 あまり意味のないことをして出来てると思っているということは、クリープを理解していないということだから。

・必要以上に中間水洗をするサロン
 膨潤した髪に何分もシャワーをあてると水圧で髪にダメージを与えてしまうから。

・湿熱をあてる時間が10分以下のサロン
 コルテックスがゆっくり移動することで粘弾性が出るので、時間が短いとホントの良さを感じることができないから。

もっとたくさんあるけど、お客様が見てわかるのはこれくらいかな。

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専門的になってすみませんm(_ _)m
同業者からメールでクリープパーマについての質問が多いのでウチで検証してメーカーさんの言ってることで間違ってると思えるところを簡単にまとめてみました。
あくまで個人的見解ですので反論なしでお願いします^^
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